2018/07/16 00:05

最近は製作しなければならない製品がたくさんで、船橋アトリエ店にこもり、製作に没頭する時間が多いです。



写真をご覧頂くと、腕時計の各々のパーツがご覧頂けると思います。




アトリエサザンカの腕時計の作り方はとてもシンプルです。


シンプルですが、とても手間がかかり、他店の手作り腕時計よりもより高度な技術が必要となります。



時計の文字盤が入る「ガワ」は金属板から裁断、加工、ロウ付け、研磨を行います。


ベルトとつながる「ラグ」も一つ一つパーツを切り出し、ロウ付けを行います。


そして、ここからが他店と大きく違ってきます。


まずは裏蓋。


裏蓋も一つ一つ、サイズを合わせ、簡単には取れないオリジナルで裏蓋を製作します。


この裏蓋は、ほんのちょっとサイズが違ってだけで、入らなかったり、すぐに落ちたりします。


実はとてもデリケートなものです。


次にレンズ。


レンズは一つ一つ、ガワに合わせ熱を利用して製作します。


この時、レンズにキズが付いたり、気泡が入ったりと、慣れない方だと何十回やっても作れません。


経験が何よりも大切だと教えられます。


文字盤も使用金属の板から生み出します。


なので、自由な文字盤が出来上がります。



ベルトの製作。


ベルトは厳選された牛革を選び、一つ一つ染色を行います。


アトリエではオーダーメイドを受け付けてますので、微妙な色合いをご指定頂く事も可能です。


ステッチがある腕時計はミシンではなく、ひと針ひと針手縫いで行なってます。



これらの流れにより、一つの腕時計が完成するまでにはとても時間がかかります。


他店のように、流通されている裏蓋やレンズ、文字盤の素、ベルトを購入すれば、圧倒的に早く腕時計は完成します。


でも、それをしてしまうと、「世界に一つだけの腕時計」ではなくなってしまいます。


サイズも形も、本当のオリジナルを作れるからこそ、「世界に一つだけの腕時計」と言えるのではないでしょうか?


アトリエサザンカにはそこにちょっとしたこだわりを持っています。


あなたもあなただけのオリジナルを見つけてみてはいかがでしょうか?



アトリエサザンカ公式サイト

https://www.sazanca.jp